洗濯機の買い替えはもったいない?年数だけで決める必要はない

今のところ問題なく使えている場合は、本体の状態や設計上の標準使用期間、修理できるかどうかも確認しましょう。
洗濯機の状態ごとの判断の目安は、次のとおりです。
| 洗濯機の状態 | 判断の目安 |
|---|---|
| 異常なく使用できている | 本体の状態や表示を確認しながら使用する |
| エラー・排水不良などがある | 原因を確認し、改善しなければ点検・修理を検討する |
| 焦げ臭い・異常に発熱している | 使用を中止し、メーカーや販売店へ相談する |
| 長期間使用し、修理用部品もない | 買い替えを検討する |
洗濯機の寿命は何年?買い替え時期の目安

洗濯機の寿命について調べると「10年程度」「6年」など異なる年数を目にすることがあります。
これは、平均使用年数や補修用性能部品の保有期間、設計上の標準使用期間など、数字が示す意味がそれぞれ異なるためです。年数だけで判断せず、何の目安なのかを確認しておきましょう。
平均使用年数は10.1年|洗濯機の寿命とは異なる
内閣府の「消費動向調査」(2026年3月実施)によると、洗濯機を買い替えた二人以上の世帯では、それまで使っていた電気洗濯機の平均使用年数は10.1年でした。
ただし、これは実際に買い替えた世帯の使用年数を集計したもので、洗濯機の寿命を示す数字ではありません。同じ調査では、買い替え理由の76.2%を「故障」が占めています。
補修用性能部品の保有期間も確認する
長く使っている洗濯機に不具合が出た場合は、修理に必要な部品が残っているかも確認しておきましょう。
全国家庭電気製品公正取引協議会では、電気洗濯機の補修用性能部品について、製造打ち切り後6年を最低保有期間としています。これは購入日から6年間という意味ではありません。
たとえば、購入時点ですでに製造を終了していた機種では、購入から6年経っていなくても保有期間を過ぎている可能性があります。
メーカーによっては、これより長い期間を設定しています。パナソニックでは、縦型洗濯乾燥機・全自動洗濯機は7年、ドラム式洗濯乾燥機は6年です。
必要な部品が残っていれば、保有期間を過ぎたあとでも修理できる場合があります。不具合がある場合は型番を確認し、メーカーへ修理の可否を問い合わせてください。
設計上の標準使用期間を確認する
長期間使用している洗濯機では、本体に表示された「設計上の標準使用期間」も判断材料になります。
設計上の標準使用期間とは、標準的な使用条件のもとで、安全上支障なく使用できるものとして設計上設定された期間です。故障せずに使える期間や、メーカーの保証期間を示すものではありません。
長期使用製品安全表示制度では、洗濯乾燥機を除く電気洗濯機が対象です。2009年4月以降に製造された対象製品には、製造年や設計上の標準使用期間、経年劣化についての注意喚起が本体に表示されています。
出典:一般社団法人 日本電機工業会「長期使用製品安全表示制度について」
洗濯機の買い替えを検討したいサイン

洗濯機に不調が見られても、すぐに本体の故障と判断できるとは限りません。洗濯物の片寄りや排水口の詰まりなど、使い方やお手入れで改善することもあります。
まずは取扱説明書に沿って原因を確認し、それでも症状が続く場合は点検や修理、買い替えを検討してください。
異音や大きな振動が続く
脱水中に大きく揺れる、これまで聞かなかった音がするといった変化が続く場合は、洗濯物の片寄りや本体の設置状態を確認します。ポケットに硬貨などの異物が残っていないかもチェックしてください。
原因を取り除いても異音や大きな振動が続く場合は、そのまま使い続けず、メーカーや販売店へ点検を依頼しましょう。
脱水・排水・乾燥がうまくできない
脱水が途中で止まる、水が抜けない、乾燥に以前より時間がかかる場合も、まずは原因を確認してください。
排水ホースの折れ曲がりや排水口・フィルターの詰まり、洗濯物の片寄りなどが原因で、正常に運転できないことがあります。乾燥機能付きの洗濯機では、乾燥フィルターにほこりがたまっていないかも確認が必要です。
取扱説明書に記載された対処を行っても改善しない場合は、メーカーや販売店へ点検・修理を依頼します。
水漏れを繰り返している
洗濯機の周囲や防水パンに水がたまっている場合は、給水ホースや排水ホースの接続部、排水口などを確認します。
接続を見直しても水漏れが続く場合や、本体から水が漏れている場合は使用を続けず、メーカーや販売店へ相談してください。
水漏れを放置すると、床材や周囲の設備を傷めるおそれがあります。原因を確認したうえで、修理または買い替えを判断しましょう。
エラーや運転停止が増えた
エラーが表示されたときは、取扱説明書やメーカー公式サイトでエラーコードの内容を確認してください。
洗濯物の片寄りやふたの閉め忘れなど、自分で対処できる場合もあります。対処しても同じエラーを繰り返す場合は、点検が必要です。
使用年数が長い洗濯機では、修理用部品の有無や修理費用を確認し、修理と買い替えのどちらがよいか検討しましょう。
焦げ臭い・電源プラグやコードが異常に熱い
焦げ臭いにおいがする、電源プラグやコードが異常に熱い、コードに傷や変形がある場合は、使用を中止してください。
電源を切ってプラグを抜き、メーカーや販売店へ点検・修理を依頼しましょう。
まだ洗濯機を買い替えなくてもよいケース

洗濯機の不調は、使い方やお手入れで改善することがあります。現在問題なく使えている場合も、年数だけを理由にすぐ買い替える必要はありません。
洗濯物の片寄りや詰まりを解消すると改善する
脱水できない、排水に時間がかかるといった症状が出たときは、修理や買い替えを決める前に原因を確認します。
たとえば、次のような状態でも運転が止まることがあります。
- 洗濯物が片寄っている
- 洗濯物を入れすぎている
- 本体が水平に設置されていない
- 排水ホースが折れ曲がっている
- 排水口や糸くずフィルターが詰まっている
取扱説明書に沿って対処したあと正常に運転でき、その後も同じ症状が出ていなければ、すぐに買い替える必要はないでしょう。
一方、何度も同じ症状を繰り返す場合は、本体に不具合が生じている可能性があります。メーカーや販売店へ点検を依頼してください。
異常がなく普段どおり使えている
異音や水漏れ、エラーなどがなく、普段どおり洗濯できている場合は、使用年数だけで買い替え時期を決める必要はありません。
ただし、長く使っている洗濯機では、本体に表示された設計上の標準使用期間も確認しておきたいところです。期間を超えている場合は、異音・異臭・発熱・水漏れなど、これまでと違う症状がないか注意しながら使用してください。
修理と買い替えはどちらがもったいない?判断するポイント

洗濯機が故障したときは、すぐに買い替えるのではなく、まず修理できるか確認することが大切です。
保証の有無や修理用部品、修理費用、今後の使用予定を整理してから、修理と買い替えを比べてみてください。
メーカー保証・延長保証が使えるか
購入からそれほど年数が経っていない場合は、メーカー保証や販売店の延長保証が残っていないか確認します。
保証期間内でも、故障の原因や部品によっては対象外になることがあります。保証書や購入店の規約を確認し、自己負担額と買い替え費用を比べてみてください。
修理に必要な部品が残っているか
長く使っている洗濯機では、必要な部品がなく修理できないことがあります。
前述した補修用性能部品の保有期間も、修理できるかを判断する目安のひとつです。製造終了から年数が経っている場合は、型番や症状、エラーコードを伝えてメーカーへ問い合わせましょう。
修理費用はいくらか
修理費用は、故障した箇所や洗濯機の種類によって大きく異なります。
日立の全自動洗濯機(洗濯容量10kg以下)の修理料金の目安は、次のとおりです。
| 想定される交換部品 | 修理料金の目安(税込) |
|---|---|
| 排水ホース | 13,000~16,000円前後 |
| 給水弁 | 30,000~36,000円前後 |
| メイン基板 | 32,000~38,000円前後 |
| 駆動部品 | 37,000~52,000円前後 |
ドラム式洗濯機では金額が異なり、メイン基板の交換は53,000~77,000円前後、排水ホースは32,000~34,000円前後です。
修理費用には一律の相場がないため、見積もりを取ったうえで、同程度の容量・機能を持つ洗濯機の購入価格と比べましょう。
なお、日立では訪問後に修理をキャンセルした場合、診断料と出張料を合わせて5,830円(税込)がかかります。
修理後も今の洗濯機を使い続けたいか
修理費用だけでなく、今後の暮らしに今の洗濯機が合っているかも考えておきたいところです。
近いうちに引っ越しや家族構成の変化によって、必要な容量や設置スペースが変わりそうなら、高額な修理費をかけても長く使えない可能性があります。
一方、購入からそれほど年数が経っておらず、今後も同じ容量・サイズで問題なければ、修理して使い続ける方法もあります。
迷ったときは、次の点を整理しましょう。
- これまでの使用年数
- 設計上の標準使用期間
- 修理用部品の有無
- 修理費用
- 今後も現在の容量・サイズで問題ないか
洗濯機の買い替え費用を抑える方法

洗濯機を買い替える際は、本体価格だけでなく、配送・設置や古い洗濯機の処分にも費用がかかります。
少しでも費用を抑えたい場合は、型落ち品や下取り・買取も含めて比較してみましょう。
型落ち品も含めて価格を比べる
最新モデルにこだわらない場合は、型落ち品も候補のひとつです。
新モデルの発売後も旧モデルの在庫が残っていれば、価格が下がることがあります。ただし、発売時期や価格の動きはメーカー・機種によって異なります。
必要な容量や機能を決めたうえで、現行モデルと型落ち品の価格を比べてみてください。
下取り・買取の対象になるか調べる
今使っている洗濯機が正常に動く場合は、処分する前に下取りや買取の対象になるか調べてみましょう。
対象となれば、新しい洗濯機の購入費用に充てられます。一方、製造年やメーカー、状態によっては値段が付かないこともあるため、事前に利用条件を確認してください。
また「下取り」と「買取」は同じ仕組みではありません。新品の購入を条件に値引きや引き取りを行うサービスもあれば、洗濯機そのものを査定して買取金額が付くケースもあります。
利用する際は、査定額や値引き額だけでなく、回収条件もあわせて比較してください。
処分費用も含めて総額を比べる
洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象です。廃棄する場合はリサイクル料金がかかり、販売店などに回収を依頼すると収集運搬料金も加わります。
家電リサイクル券センター「家電リサイクル料金一覧表2026年7月版」では、洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金は2,530円や3,300円など、メーカーによって異なります。
買い替え時に確認したい費用は、次のとおりです。
- 新しい洗濯機の本体価格
- 配送料
- 設置費用
- 古い洗濯機のリサイクル料金
- 収集運搬料金
本体価格が安くても、配送・設置・処分にかかる費用によって支払総額は変わります。購入先ごとに、これらを合計した金額で比べましょう。
洗濯機を購入せずレンタルする方法もある

単身赴任や仮住まいなど、洗濯機を使う期間が決まっているなら、購入せずレンタルする方法もあります。
購入した洗濯機の処分を販売店などに依頼する場合は、家電リサイクル料金や収集運搬料金がかかり、搬出の手配も必要です。 短期間だけ使う場合は、購入費と処分費を含めてレンタルと比較してみましょう。
ファストレンタルでは、愛知県全域および岐阜県・三重県の一部地域(近接エリア)で洗濯機をレンタルできます。
3か月~3年の5つのプランから選べる
ファストレンタルでは、3か月・6か月・1年・2年・3年の5つのプランから利用期間を選べます。
単身赴任や仮住まいなど、使う期間が決まっている場合は、予定に近いプランを選べる仕組みです。
プラン途中の返却も可能ですが、残り期間分の料金は返金されません。申し込み前に、利用予定期間を確認しておきましょう。
配送・設置・回収を依頼できる
洗濯機は本体が大きく、搬入に加えて給水・排水ホースの接続も必要です。
ファストレンタルでは、家電の配送・設置・接続に対応しています。利用終了後は回収を依頼できるため、自分で洗濯機を搬出して処分する必要もありません。
ただし、建物の条件によっては設置・接続に対応できない場合があります。
また、配送日は注文日から7日後以降の指定です。入居日など利用を始めたい日が決まっている場合は、余裕を持って申し込んでください。
高年式・メンテナンス済みの洗濯機を利用できる
ファストレンタルでは、製造から5年以内の高年式家電を中心に取り扱っています。
配送前にはクリーニング・メンテナンス・動作確認を行っており、購入せずに比較的新しい洗濯機を利用できる点も特徴です。
一人暮らし向けの洗濯機から大型タイプ、ドラム式洗濯乾燥機までそろっており、人数や設置スペースに合わせて選べます。
愛知県全域および岐阜県・三重県の一部地域(近接エリア)で洗濯機を用意したい方は、取り扱い商品や利用プランをご確認ください。
洗濯機の買い替えに関するよくある質問

Q.洗濯機は20年使える?
A.製品や使い方によっては長く使えることもありますが、20年を一般的な寿命の目安にはできません。
長期間使用している洗濯機は、故障した際に修理用部品が残っていない可能性もあります。異音・異臭・発熱・水漏れなど、以前と違う症状が出た場合は使用を続けず、メーカーや販売店へ相談してください。
Q.ドラム式と縦型で寿命は違う?
A.ドラム式と縦型のどちらが長持ちするかは、種類だけでは判断できません。
使用頻度や使い方、製品によって状態は異なります。
また、補修用性能部品の保有期間もメーカーや機種によって差があります。
買い替え時期は、洗濯機の種類ではなく、現在の状態や使用年数、修理できるかどうかを見て判断することが大切です。
Q.洗濯機が安くなる時期はいつ?
A.洗濯機の価格が下がる時期は、メーカーや機種によって異なります。
新モデルの発売に伴って旧モデルが値下がりすることもあれば、家電量販店のセールで価格が変わることもあります。
買い替えを急いでいない場合は、必要な容量や機能を絞り、候補となる機種の価格を比較してみてください。
まとめ|買い替え前に洗濯機の状態を確認しよう

洗濯機の買い替え時期は、使用年数だけでは決まりません。
異音や水漏れなどの症状、修理用部品の有無、修理費用を確認し、今後の使い方も踏まえて、使い続けるか、修理するか、買い替えるかを判断しましょう。
単身赴任や仮住まいなど、使用期間が決まっている場合はレンタルも選択肢です。
購入費だけでなく、使い終えたあとの処分費や手間も含めて比較してみてください。
ファストレンタルでは、クリーニング・メンテナンス済みの洗濯機を、利用期間に合うプランで借りられます。
配送・設置・接続に加え、利用終了後の回収も依頼できるため、借りた洗濯機を自分で搬出したり、処分先を探したりする必要はありません。
対応エリアは、愛知県全域および岐阜県・三重県の一部地域(近接エリア)です。
洗濯機レンタル一覧から、必要な容量や利用期間に合う商品と料金をご確認ください。





