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一番電気代がかからない暖房器具は何?種類別の電気代比較や選び方を解説

一番電気代がかからない暖房器具は何?種類別の電気代比較や選び方を解説

電気代のイメージ

物価高の影響で光熱費が上がる今「できるだけ電気代が安い暖房器具を選びたい」と考えるのは自然なことです。

しかし、電気代の安さだけを重視して暖房器具を選ぶと、使い勝手の悪さや暖房力不足で後悔しかねません。

部屋の広さや住まいの構造、在宅時間などを踏まえ、自分のライフスタイルに合った暖房器具を選ぶことが大切です。

そこでこの記事では、主要な暖房器具の特徴や電気代を比較し、生活スタイル別に適した選び方についても解説していきます。

「失敗したくない」「なるべく初期費用を抑えたい」という方に向けて、レンタルも含めたコストを抑える方法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

暖房器具の種類と電気代の目安

電気代

暖房器具と一口にいっても、発熱の仕組みや消費電力、電気代はそれぞれ異なります。

ここではまず、暖房器具ごとの特徴と、電気代の目安を整理していきましょう。

こたつ

こたつの消費電力は、一般的な家庭用サイズ(幅105cm〜120cm程度)で300W〜600W程度とされています。

電気料金単価を35円/kWhとして計算した場合、1時間あたりの電気代の目安は以下の通りです。

運転状態消費電力1時間あたりの電気代
強(暖めている最中)約300〜600W約10.5円~21円
弱(安定時)約50〜100W約1.8円~3.5円

こたつが最大電力を使うのは、電源を入れて内部の空気を暖める使い始めのときだけです。

一度暖まった後はサーモスタット(温度調節機能)が作動するため、消費電力を大幅に抑えられます。

このように比較的安い電気料金で、冷えやすい足元をすぐに暖められるのがこたつのメリットといえるでしょう。

ただしこたつは局所的な暖房のため、部屋全体を暖めるのには適していません。

部屋の広さや環境によっては、ファンヒーターやエアコンなど、ほかの暖房器具との併用が必要になるケースもあるでしょう。

また、こたつには「場所を取る」「オフシーズンの布団の収納スペースが必要」といったデメリットもあります。

導入前には、設置場所や収納スペースについても検討が必要です。

ホットカーペット

ホットカーペットの消費電力は、サイズや設定温度によって異なります。

電気料金単価を35円/kWhとして計算した場合の、電気代の目安は以下の通りです。

サイズ消費電力(最大時)1時間あたりの電気代
1畳約200〜300W約7~10.5円
2畳約500W約17.5円
3畳約700〜800W約24.5~28円

実際のホットカーペットは設定温度に応じてヒーターのON/OFFを繰り返すため、最大消費電力で連続運転することは少なく、平均的な電気代は表の数値より低くなる傾向にあります。

ホットカーペットは、床からの冷えを直接防げる点が大きなメリットです。

スイッチを入れるだけで使える手軽さがあり、空気を汚さず乾燥しにくいため、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。

また、部屋のスペースを圧迫せず、オフシーズンには丸めて収納できる点も魅力です。

ただしこたつと同じく部屋全体を暖めるのには適していませんので、寒い日にはエアコンやファンヒーターとの併用が必要となります。

また、長時間同じ場所に座ったり寝転んだりすることで、低温やけどを起こす可能性もあります。設置環境や使用時間には配慮しましょう。

電気毛布

電気毛布の消費電力は敷き・掛け兼用やサイズ、メーカーによって多少前後しますが、40W〜80W程度が一般的です。

電気料金単価を35円/kWhとして計算した場合の、電気代の目安は以下のようになります。

設定消費電力の目安1時間あたりの電気代
弱約40W約1.4円
中約60W約2.1円
強約80W約2.8円

電気代が非常に安いのはもちろん、身体に密着して効率的に暖まれる点、軽量で持ち運びや収納がしやすい点も、電気毛布の大きなメリットといえます。

冷え込む寝室やデスク下、キャンプなどでも手軽に活用できるでしょう。

ただしこちらも一人用のため複数人では使えず、部屋全体は暖まりません。

また、長時間使用することで低温やけどや脱水症状のリスクもあります。

就寝時は温度設定を低めにするなど、使い方には工夫が必要です。

エアコン

エアコンの消費電力は、機種や部屋の広さ、設定温度だけでなく、暖房・冷房のどちらを使うか、また運転開始時か安定時かによっても大きく変動します。

電気料金単価を35円/kWhとして計算した場合の、電気代の目安は以下の通りです。

運転モード運転状況消費電力の目安1時間あたりの電気代
暖房運転運転開始時(最大)約1,200W 〜 1,500W約42円~53円
安定時(最小)約150W 〜 200W約5.3円~7円
冷房運転運転開始時(最大)約700W 〜 900W約25円~32円
安定時(最小)約100W 〜 150W約3.5~5.3円

なお、エアコンは設定温度に達するとインバーター制御によって消費電力が大きく下がるため、常に最大消費電力のままで運転し続けるわけではありません。

エアコンは「室内全体の温度をコントロールできる」点が最大の強みです。

家事の最中やソファでくつろぐ時など、さまざまな場面で寒さを感じることなく快適に過ごせます。

さらに火を使わない安全性の高さや、省スペースで一年中使える利便性も魅力です。

ただし、エアコンには「本体価格や設置工事費が高額」「定期的なフィルター掃除などメンテナンスが必要」といったデメリットもあります。

また、温風による室内の乾燥を理由に、エアコンを避ける人も少なくありません。

乾燥はのどの痛みや肌トラブルだけでなく免疫力の低下を招くこともあるため、加湿器を併用するなど使い方には工夫が求められるでしょう。

電気ストーブ

電気ストーブの消費電力は、400〜1000W程度が一般的です。

電気料金単価を35円/kWhとして計算した場合の、電気代の目安は以下のようになります。

消費電力1時間あたりの電気代
弱(300W〜400W)約10.5円~14円
中(600W〜800W)約21円~28円
強(1000W〜1200W)約35円~42円

電気ストーブの魅力は、その即暖性の高さです。外出から帰ってきてすぐに暖を取りたいときや、脱衣所で着替える前に足元を暖めたいときなどに便利です。

ただし、暖まるのは手先や足先など身体の一部に限られ、部屋全体を暖める力はありません。

長時間使い続けるとそのぶん電気代が高くなるため「エアコンが効き始めるまでのつなぎとして数分間利用する」「足元だけが冷える時の補助として使う」など、あくまで短時間の補助暖房として使うのが賢い使い方といえるでしょう。

また、発熱部に近づきすぎるとやけどの危険性もあります。小さなお子さんやペットがいる家庭での利用時には十分注意が必要です。

セラミックヒーター

セラミックヒーターの消費電力は600〜1200W程度が一般的です。

電気料金単価を35円/kWhとして計算した場合の、電気代の目安は以下のようになります。

設定消費電力1時間あたりの電気代
弱約500W 〜 600W約17.5円~21円
強約1000W 〜 1200W約35円~42円

セラミックヒーターはコンパクトなサイズ・軽量のものが多く、脱衣所やトイレなどの狭い空間での使用に適しています。

電気ストーブと違ってやけどの心配が少ないため、お子さんやペットがいるご家庭にも安心です。

ただし、コンパクトな見た目に反して実は消費電力が高いというデメリットがあります。

長く使用した場合、エアコンの消費電力を上回るケースもある点は、あらかじめ頭に入れておきましょう。

脱衣所やトイレでのヒートショック対策、あるいは朝の家事中の足元暖房など、短時間の補助的な使用に留めるようにしましょう。

オイルヒーター

オイルヒーターの消費電力は500〜1500W程度です。

電気料金単価を35円/kWhとして計算した場合の、電気代の目安は以下のようになります。

消費電力1時間
500W約18円
1000W約35円
1500W約53円

オイルヒーターは輻射熱によって部屋全体をやさしく暖められる点が魅力です。一方で「暖まるまでに時間がかかる」「消費電力が大きく電気代がかさみやすい」という面もあります。

また、本体が重く、移動に手間がかかる点もデメリットの一つです。

複数の部屋で使い回したい場合や頻繁に設置場所を変えたい場合には、事前の確認が欠かせません。

結局、一番電気代がかからない暖房器具はどれ?

ハテナマークの積み木とお金

暖房器具の消費電力を比較した結果、電気毛布が最も電気代を抑えられる暖房器具であることが分かりました。

電気代の比較

暖房器具消費電力(指定値)1時間あたりの電気代
こたつ300W 〜 600W約10.5円~21円
ホットカーペット200W 〜 800W約7円~28円
電気毛布40W 〜 80W約1.4円~2.8円
エアコン100W 〜 1,500W約3.5円~52.5円
電気ストーブ400W 〜 1,000W約14円~35円
セラミックヒーター600W 〜 1,200W約21円~42円
オイルヒーター500W 〜 1,500W約17.5円~52.5円

しかし、電気代の安さだけを基準に選ぶと、かえって損をしてしまうケースもあります。

  • 電気毛布だけでは暖が取れず、結局ほかの暖房器具を併用することになった
  • 電気ストーブだけではリビングが暖まらないので、結局買い替えた
  • お手入れが面倒で使わなくなった

後悔しないためにも使用頻度や利用する期間、ライフスタイル、設置環境なども踏まえて総合的・長期的な視点で判断することが大切です。

自分に合った暖房器具の選び方

チェックリスト

暖房器具は総合的・長期的な視点で選ぶことが大切とはいえ、どこを見て判断すればいいか迷う方もいるかもしれません。

そこで、暖房器具を選ぶ際にチェックしておきたいポイントと、その結果に応じたおすすめの暖房器具をまとめました。購入前の参考にしてください。

部屋の広さで選ぶ

暖房器具は、使用する部屋の広さに合った暖房能力を持つものを選ぶことが重要です。

広さに見合わないものを選ぶと、十分に暖まらなかったり、無駄に電気代がかかったりする原因になります。

部屋の広さおすすめの暖房器具
6畳以下の個室・ワンルームこたつ、ホットカーペット、エアコン(6畳用)、電気毛布
8〜12畳のリビング・ダイニングエアコン(10〜12畳用)、ホットカーペット
14畳以上の広いLDK大型エアコン(14畳以上対応)、床暖房、複数機器の併用

使用時間で選ぶ

短時間使用と長時間使用では、最適な暖房器具が異なります。使用する時間帯や長さに応じて検討してみましょう。

使用時間おすすめの暖房器具
短時間(数分〜30分程度)電気ストーブ、セラミックヒーター
中時間(1〜3時間程度)こたつ、ホットカーペット
長時間(4時間以上)エアコン、省エネエアコン、オイルヒーター(寝室など)

使用場所・シーンで選ぶ

暖房器具を使う場所や具体的なシーンによって、適したタイプは変わります。どこでどのように使うかをイメージしながらチェックしてみてください。

使用場所・シーンおすすめの暖房器具
リビングで長時間過ごすエアコン、床暖房
脱衣所・トイレ(ヒートショック対策)セラミックヒーター、電気ストーブ
寝室で就寝時に使う電気毛布、エアコン(タイマー設定)
デスクワーク中の足元を暖めたいホットカーペット、電気毛布、デスク用ヒーター

暖房の目的で選ぶ

部屋全体を暖めたいのか、局所的に暖めたいのかによって、選ぶべき暖房器具は大きく変わります。

暖房の目的おすすめの暖房器具
部屋全体を暖めたいエアコン、ファンヒーター、床暖房
足元・手元など局所的に暖めたいこたつ、ホットカーペット、電気ストーブ、電気毛布
すぐに暖まりたい電気ストーブ、セラミックヒーター

予算で選ぶ

初期費用だけでなく、ランニングコスト(電気代)も含めたトータルコストで考えることが大切です。

予算の考え方おすすめの暖房器具
初期費用を抑えたい電気毛布、電気ストーブ、こたつ
電気代を抑えたい(長期使用の場合)省エネエアコン・こたつ・電気毛布
トータルコストで考えたいエアコン、こたつ+エアコンの併用

設置環境で選ぶ

設置スペースや収納場所、住まいの構造なども考慮して選ぶのがポイントです。

設置環境・住まいの構造おすすめの暖房器具
設置スペースが限られている壁掛けエアコン、小型セラミックヒーター
収納場所が少ないエアコン、壁掛け型ヒーター
持ち運んで使いたい電気ストーブ、セラミックヒーター、電気毛布
木造住宅・築年数が古い(断熱性が低い)対応畳数より大きめのエアコン、局所暖房との併用
鉄筋コンクリート・新築(断熱性が高い)適正サイズのエアコン、床暖房
賃貸住宅(工事不可)エアコン、こたつ、ホットカーペット、電気ストーブ

使い勝手・快適性で選ぶ

家族構成や求める快適性に応じて、安全で使いやすい暖房器具を選びましょう。

使い勝手・快適性おすすめの暖房器具
小さな子どもやペットがいるエアコン、ホットカーペット
高齢者がいるエアコン、床暖房、転倒OFF機能付きヒーター
やけどのリスクを避けたいエアコン、床暖房、ホットカーペット
乾燥を抑えたいオイルヒーター、ホットカーペット、床暖房、こたつ
※エアコンを使う場合は加湿器の併用がおすすめ
運転音が気になるオイルヒーター、こたつ、ホットカーペット
冷房機能も必要エアコン

暖房器具の電気代を節約する方法

消費電力が小さい家電を選ぶ以外にも、電気代を安くする方法はいくつかあります。

すぐ試せる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。

設定温度・運転方法を見直す

最も手軽な方法が、暖房器具の設定温度・運転方法の見直しです。

暖房器具見直しポイント
エアコン(暖房)自動運転モードを使用し、室温に応じて風量や運転を調整する。設定温度を必要以上に上げず、弱運転で固定せずに効率よく暖める。
こたつ使用開始時のみ強設定にし、十分に暖まったら弱に切り替える。長時間強のまま使い続けない。
ホットカーペット部分使いを意識し、必要な範囲のみ通電する。暖まった後は設定を弱に下げる。
電気毛布就寝前に強で暖め、就寝時は弱またはオフに切り替える。長時間の高温設定を避ける。
電気ストーブ短時間・スポット利用にとどめ、常時運転は控える。必要なときだけ電源を入れる。
セラミックヒーター使用時間を限定し、脱衣所など短時間利用に絞る。連続運転を避ける。
オイルヒータータイマーを活用し、必要な時間帯のみ運転する。設定温度を高くしすぎない。

運転方法を見直して削れる電気代はわずかですが、毎日続けることで数百円から数千円の節約につながることもあります。

冬の間ずっと積み重ねれば、シーズン全体での電気代に目に見える差が出てくるかもしれません。

断熱・加湿を取り入れる

暖房の効率を上げるには、部屋の断熱性を高めることが重要です。

熱が最も逃げやすい窓に厚手のカーテンや断熱シートを使う、床が冷たい場合はラグやカーペットを敷くなど工夫してみましょう。

なお、加湿器を使って室内の湿度を高めると、体感温度が上がるため、エアコンの設定温度を低めにしても快適に過ごせます。

乾燥対策にもなるので、ぜひ活用してみてください。

暖房器具を併用する

一つの暖房器具だけに頼るのではなく、組み合わせて使うという方法もあります。

  • エアコンで部屋全体を暖めつつ、足元はこたつや電気毛布で補う
  • 設定温度を低めにしたエアコンと、ホットカーペットを組み合わせて体感温度を上げる
  • 在室時はエアコン、就寝前や起床時の短時間だけセラミックヒーターを使う
  • サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させる

すべてを一度に取り入れる必要はありませんので、できることから試してみてください。

こまめに掃除する

暖房器具やエアコンにホコリがたまると、空気の通りが悪くなり、設定温度まで暖めるのに余分な電力を消費してしまいます。

フィルターや吸気口は定期的に掃除して、無駄な電力を消費しないようにしましょう。

とくにエアコンは、2週間に1回程度を目安にフィルターを確認しておくと安心です。

窓の断熱対策を行う

暖房で暖めた空気は窓から逃げやすいため、厚手のカーテンや断熱シート、すき間テープなどを活用すると暖房効率が高まります。

導入コストを抑えたいならレンタルという選択肢も

レンタル

電気代の安い暖房器具や選び方がわかっても「初期費用」がネックになり、なかなか導入できない方も多いのではないでしょうか。

とくにエアコンや高性能な暖房器具は本体価格が高いので「買ってから後悔するかもしれない」と、購入をためらってしまうケースも少なくありません。

そんなときに検討したいのが、家具・家電のレンタルサービスです。

暖房器具に限らず、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、テレビ、さらにはソファやベッドといった家具まで、生活に必要なアイテムを必要な期間だけレンタルできるサービスがあります。

購入前に「本当に自分の生活に合うか」を試せるのはもちろん、初期費用を抑えられる点や、使わなくなったら返却するだけで処分・収納の手間を省ける点も大きなメリットです。

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まとめ

猫とヒーター

最も電気代が安いのは電気毛布やこたつなどの局所暖房ですが、部屋全体を暖めたい場合や長時間使う場合は、エアコンの方がトータルで経済的なこともあります。

電気代だけでなく、部屋の広さや使用時間、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

なかでも、次のような方には「購入」より「レンタル」がおすすめです。

  • 初めて一人暮らしをする方など、初期費用を抑えたい方
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監修者

寺坂 健吾
ファストレンタルスタッフの寺坂です。今回のコラムでは、こたつやセラミックヒーター、オイルヒーターなど、冬の定番暖房器具の電気代や選び方のポイントをご紹介しました。購入前の参考にしていただければ幸いです。 「自分の生活スタイルに合うかな?」「買ってから後悔したらどうしよう…」そんな不安がある方は、まずレンタルで試してみるのもおすすめです。 当社ファストレンタルでは、暖房器具だけでなく冷蔵庫や洗濯機、家具まで幅広くレンタルしています。 愛知・岐阜・三重エリアで家具・家電のレンタルをご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。